音楽の巣をつくる

アーティスト: 小野龍一

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コンセプト

2020年、世界的なパンデミックによって人々が個別の室内に篭る時間は圧倒的に増えた。それに伴い、ライブやコンサートといった、集合を前提とした興行は停止を余儀なくされる。こうした状況下で、音楽もまた「巣ごもり」を始めた。プライベートな空間での音楽体験——それぞれの「音」のレイヤーが交わることなく浮遊している、このことの存在が以前よりも強く感じられた。 2018年に「TURN - LA TOLA」で制作した<pureno>という作品は、ピアノの弦ひとつひとつに糸を接続し、それらを空間に繋げる(ピアノがスピーカーの役割となり、糸を弾くと音が鳴る)ことで空間全体を楽器・音楽化していくコンセプトを持っている。本ワークショップ「音楽の巣をつくる」では、この<pureno>をベースに参加者それぞれが音や線の長さを自由に選択し、空間に視覚・聴覚的な模様を描いていく。それぞれの「音」がぶつかり合い、交差し、共鳴することで立ち上がる「音楽」の風景。 「音の巣ごもり」から「音楽の巣」へ。そのプロセスを形づくり、体験・想像していくことがワークショップの要となる。

実施方法

1. 糸の長さを決める

2. 糸を取り付ける音を決める

3. 糸を取り付ける空間の位置を決める

4. 取り付ける・・・糸をはじいて演奏してみる。

会場内地図

アートボード 1map_6.png

プログラム詳細

参加人数

1回3名程度

参加方法

事前に準備するもの:特になし

完成した作品の扱い

・糸はその場で茶室の作品内に取り付けて固定します。

参加者へのお願い

・作品内は糸が張ってあるため、歩く際には注意してください。

​タイムテーブル

​会期中、参加が可能です。

アーティストは不在の場合がございます。予めご了承ください。

作家在廊日:7月23日、24日、30日

      8月1日、4日、6日、8日、9日

※ 各プログラムの内容やタイムテーブルなどは、予告なく変更となる可能性がございます。

「3密」(密閉・密集・密接)を避けるため、入場制限する場合もございます。予めご了承ください。

アーティストについて

小野龍一

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音楽家。1994年東京生まれ。東京藝術大学の作曲科を卒業後、同大学院美術研究科を修了。20世紀以降の聴取論をベースに音楽をはじめ、美術や演劇など領域横断的な活動を行っている。2020年のパンデミック渦では、緊急事態宣言下において使用されなくなったコンサートホールの「沈黙」をテーマに「SOUND SCAPE OF ANXIETY 不安のサウンドスケープ」というオンライン作品を、サントリーホールをはじめ全国のコンサートホールとの協働により制作した。

近年の主な作品・展覧会に「SOUNDSCAPE OF ANXIETY 不安のサウンドスケープ」(2020, オンライン作品) , 「TURN on the EARTH~わたしはちきゅうのこだま~」(2020,東京藝術大学大学美術館), 「RYU」(2021, 「UNMANNED/無人駅の芸術祭」での、ひびのこづえ, 藤村港平 両氏と共作)などがある。

アーティストのこれまでのTURNでの活動:小野龍一