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海の石にかいしきを折る

アーティスト: ​岩田とも子

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コンセプト

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「ふわっと半分につまんでから紙を右にずらして折ると嬉しい気持ち、左にずらして折ると悲しい気持ち」。折った紙の上に日本で拾った石をそっと置く。アルゼンチンのカミノスという福祉施設での交流はこんなことからはじまりました。一辺を折るだけで完成するこの形は「かいしき」と呼ばれ、「紙をどちらにずらすのか」によって吉の形、凶の形を表すことができます。今回かいしきの上にのせるのは海で拾った石。世界中をつなぐ広い海の中でどこからかやってきて波に揺られながら浜にたどり着いた石の意思を想像しながらかいしきを折ります。茶室を訪れた客人たちがそのようにかいしきを折り石を供え次々と残していくことで客人同士がかいしきを通じて共にその石の意思を想像する場へと変容していきます。

参考写真3.JPG

実施方法

1. 茶室の中央に敷かれた鏡のまわりに置いてある石をひとつ選ぶ
2. 鏡に映ったメッセージを読み、石を手にして鏡にかざした後、机に向かう。 
3. 机を拭いて清める
4. 
深呼吸して折る気持ちを整える
5. 石の意思を想像しながら石に合わせてかいしきを折る。  
6. 棚の空いている場所にかいしきを敷いて石を供える。

会場内地図

アートボード 1map_3.png

プログラム詳細

参加人数

一回につき2名程度。

参加方法

事前に準備するもの:特になし

参加者へのお願い・ご注意

・作品(折ったかいしき)はその場に展示していただきます。

・はじめに石を一つ選んでいただきますが、なるべく石に触れずに選んでください。目視で選ぶことが難しい場合はその場で相談してください。

・展示スペースに限りがあるため、スペース確保のため会期中に作品の位置や展示法を変更させていただくことがあります。

・床に鏡が置かれています。スカート等を着用されている場合は映り込みに注意してください。

​タイムテーブル

​会期中、参加が可能です。

アーティストは不在の場合がございます。予めご了承ください

作家在廊日:

7月23日、24日、25日、30日、31日

8月1日、8日、9日

※ 各プログラムの内容やタイムテーブルなどは、予告なく変更となる可能性がございます。

「3密」(密閉・密集・密接)を避けるため、入場制限する場合もございます。予めご了承ください。

アーティストについて

岩田とも子

岩田_trim.jpg

1983 年神奈川県生まれ。2008 年東京藝術大学院美術研究科先端芸術表現専攻修了。身近な自然物の観察・採集から宇宙的なサイクルを体感するような制作をするアーティスト。生き物や現象に対する素朴な視点、そこからはじまる学びと表現を軸としている。主な活動として香川県粟島での自然物を採集するプロジェクト、福島県只見の子どもたちとブナの森を舞台としたワークショップなど。

http://shizenkansatsu.net/

アーティストのこれまでのTURNでの活動:岩田とも子

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