土から土から土へ

アーティスト: 高岡太郎

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コンセプト

土は柔らかく自由に形作れる状態から乾燥して硬くなり、焼けば石のように強くなる、とても変化に富んだ素材です。 ですが一方向に変化していくだけでなく、一度変化した状態をまた戻すことが可能な素材でもあります。 茶室という空間で土で作られた器を壊し、再び土(粘土)に戻していくというプロセスをワークショップで行います。 本来の茶室では作られた茶碗などの器を使い「茶」を通して時間と空間を共有していくものですが、このワークショップでは有るものから逆に素材へと戻す行為をすることで、異なった視点からこの文化を再解釈できるのではと考えました。

実施方法

 今回のワークショップでは、それを体感するために予め粘土で器を成形し乾燥状態にまでしたものを事前に用意しています。 参加者は、それらを壊し、粉々にすることで土(粘土)の再生のプロセスを体験します。 具体的には陶芸で行う粘土の再生技法により、乾燥した粘土を破砕しふるいにかけ細かい破片の形状にします。 1回に3〜4名程度、1回あたり15分から20分程度かかります。

 本来であれば水を入れ乾燥した土をまた柔らかい状態に戻しますが、会場での水分が使用できないことを考慮し、細かい破片の状態で茶室内に集積させていき、装飾の一部としていければと考えています。

 

 具体的な作品ができるワークショップではありませんが、ご希望の参加者には、細かい乾燥した土を容器に入れ、粘土の状態にする行程の簡単なテキストとともに渡すということを考えています。

会場内地図

アートボード 1map_8.png

プログラム詳細

参加人数

一回につき3~4名程度。

実施時間

一回15分から20分程度を予定。

参加方法

事前に準備するもの:特になし

完成した作品の扱い

ワークショップ終了後の土は、希望者は容器に入れて持ち帰っていただけます。残された土は会場の容器に集積していきます。

参加者へのご注意

用意できる乾燥した器の個数により 一日の開催回数が変動する可能性があります。

​タイムテーブル

会期中、アーティストの在廊日に実施します。アーティストは不在の場合がございます。

材料の在庫状況により開催できない場合もございます。予めご了承ください。

作家在廊日:7月23日、24日、25日、31日

      8月1日、7日、9日

※8月2日は不在になりました。

※ 各プログラムの内容やタイムテーブルなどは、予告なく変更となる可能性がございます。

「3密」(密閉・密集・密接)を避けるため、入場制限する場合もございます。予めご了承ください。

アーティストについて

高岡太郎

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1983 東京生まれ

東京藝術大学大学院美術研究科陶芸専攻修了

おもに土を素材として、表現の最終的段階である「作品」とその背景にある制作過程、材料との関連性を模索しプロセスと完成のあいだをテーマに制作を続けている。

TURN in POLAND(ポーランド・ヴロツワフ)では土地の記憶を題材に地域の高齢者と身近な素材と粘土で「地層」をつくるワークショップと作品制作、展示を行った。

アーティストのこれまでのTURNでの活動:高岡太郎